20代でも年収1000万は可能!? 平均年収の高い業界・職種・企業を紹介
「今後に備えて、若いうちからたくさん稼ぎたい!」
「年収1,000万円あれば、いい暮らしができるだろうなあ」
こう考えている人は多いのではないでしょうか。なかには、20代で年収1,000万を目指している人もいるでしょう。
20代のうちから年収1,000万円を稼ぐことは、容易ではありませんが可能です。高年収を目指せる企業や職種、業界について知り、戦略を立てれば年収1,000万クラスも視野に入れられるでしょう。
今回は、20代で年収1,000万円を目指せる企業や職種について解説します。
本当に20代で年収1,000万円超えている人はいるの?
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、20代で年収1,000万円以上を稼いでいる人の割合は「0.0%」となっています。端数を四捨五入していたとしても、0.2%を上回ることはないでしょう。
「20代で年収1,000万円稼ぐのは不可能なのか」と思うかもしれません。たしかに割合としては非常に少ないですが、一概に不可能とは言えません。職種や業界、企業、給与形態によっては20代でも1,000万円以上の高年収を目指せます。
年収1,000万円超えが目指せる企業一覧
「年収図鑑」のデータをもとに、20代の平均年収が1,000万円前後の企業を一覧表にしました。
会社名 | 平均年収 |
BofA証券株式会社 | 1,428万円 |
ドイツ証券株式会社 | 1,375万円 |
ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 1,150万円 |
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1,073万円 |
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド | 1,038万円 |
株式会社Preferred Networks | 1,021万円 |
株式会社ボストン・コンサルティング・グループ | 1,008万円 |
グーグル合同会社 | 979万円 |
株式会社キーエンス | 976万円 |
モルガン・スタンレー・グループ株式会社 | 960万円 |
スマートニュース株式会社 | 950万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年6月30日時点の情報)
上記のように、20代でも企業の評価制度や給与体系によって、年収1,000万円を目指すことは可能です。
各企業の平均年収について、年収図鑑で調べてみてください。
20代で年収1,000万円を稼ぐには 具体的な業界・職種・企業名を紹介
前章で、20代の平均年収が1,000万円を超えている企業を紹介しました。ほかに20代で年収1,000万円を稼ぐ方法には、どのような方法があるのでしょうか。
大きく分けて、以下のような方法があります。
- 年収1,000万円超えが目指せる業界に就く
- 年収1,000万円超えが目指せる職種に就く
1つずつ解説していきます。
年収1,000万円超えが目指せる業界に就く
1つ目の方法は、「年収1,000万円超えが目指せる業界に就く」です。
国税庁の「令和2年 民間給与実態統計調査」によると、平均年収の高い業種TOP5は以下のようになります。
業種 | 平均年収 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 715万円 |
金融業、保険業 | 630万円 |
情報通信業 | 611万円 |
建設業 | 509万円 |
学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業 | 503万円 |
(「令和2年 民間給与実態統計調査」をもとに作成)
ほかにも、コンサルティングファームや外資系企業、マスコミ、不動産、商社などが一般的に平均年収が高いと言われています。
上記の業界で、20代でも年収1,000万円を稼げるかは企業や職種によりますが、平均年収が高い業界の方がより目指しやすくなるでしょう。
年収1,000万円超えが目指せる職種に就く
2つ目の方法は、「年収1,000万円超えが目指せる職種に就く」です。
一般的に、以下のような職種が平均年収が高い傾向にあります。
- 営業
- コンサルタント
- 高度な専門技術を必要とする職種(医師、パイロットなど)
- 士業(弁護士、税理士、公認会計士など)
営業やコンサルタントは、成績に応じてインセンティブなどで高年収を狙えます。また医師、パイロット、弁護士など専門的な国家資格を取得しないと就けないような職種は、平均年収が高い傾向にあります。
ほかにも、海外駐在員になって年収1,000万円を目指すことも可能です。海外駐在員の給与は比較的高い傾向にあります。商社やメーカー、金融などの業界で海外駐在員になることで、年収1,000万円超えを目指せます。
年収図鑑のデータをもとに、職種別に20代で平均年収1,000万円前後の企業を一覧表にしました。
職種 | 企業 | 平均年収 |
営業 | 日本マイクロソフト株式会社 | 1,268万円 |
マーケティング | みずほ証券株式会社 | 962万円 |
コンサルタント | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ | 1,177万円 |
ディレクター・プランナー | 株式会社ドリームインキュベータ | 906万円 |
事業開発 | 三菱商事株式会社 | 1,024万円 |
情報システム | 野村證券株式会社 | 943万円 |
法務・内部監査 | 住友商事株式会社 | 922万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年6月30日時点の情報)
転職も視野に入れてみよう
年収をアップさせるために、現職でのキャリアアップや副業という方法がありますが、選択肢の1つとして転職も視野にいれてみましょう。年収1,000万円を稼ぐのは容易ではありませんが、20代という若手でも実力次第で高年収を目指すことは可能です。
年収アップ転職のためには、自分の市場価値を知ることが不可欠です。スキルや経験の棚卸しをして、自分の能力がどんな仕事に活かせるか考えてみましょう。
またポテンシャルや将来性を見越して若手を採用している企業もあります。キャリアプランを作成し、高年収を得るためにどんなポテンシャルを発揮できるか、将来的に企業にどのような貢献ができるか考えてみましょう。
年収も大切ですが、自分の長期的なキャリアをどのように形成していくか考えなければなりません。自分のやりたい仕事は何なのかじっくりと考え、現実的なキャリアプランを立てることをおすすめします。
転職エージェントを活用しよう
キャリアプランを立てるといっても、何から始めればいいのかわからなかったり、うまく情報収集できなかったりして、悩んでしまうこともあります。
そんなときは専門家に相談してみましょう。転職エージェントでは転職支援サービスとしてキャリアの相談に乗ってくれたり、業界情報などを教えてくれたりするので今後の参考になります。転職の意志が固まっていなくても、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。
転職活動する際は、複数エージェントに登録して併用することをおすすめします。多角的な意見を取り入れられますし、求人の幅も広がります。
おすすめ転職エージェント
- リクルートエージェント:日本最大級の転職エージェント
- リクルートダイレクトスカウト:ハイクラス、エグゼクティブ向け転職エージェント
- エンワールド:外資系企業やグローバル企業に特化した転職エージェント
- ビズリーチ:ハイクラス、グローバル人材向け転職エージェント
キャリアアップのために自己投資を
年収を上げるためには、スキルや経験、専門性を身につけてキャリアアップする必要があります。
英語や中国語などの外国語、専門資格取得など、スキルアップのための自己投資をはじめてみることをおすすめします。現職で良い成績を残すのもスキルアップの手段の一つです。
スキルアップは一朝一夕でできるものではありませんし、すぐに年収アップにつながるとは限りません。ですが長期的に見て必ず役に立つので、若いうちから始めておくことをおすすめします。
まとめ
20代で年収1,000万円を稼ぐ方法について紹介しました。
20代という若手であっても、企業や業界、職種によっては年収1,000万円超えを目指すことは可能です。年収図鑑などのデータを見ながら、まずは情報収集してみましょう。
年収を上げるには、転職してキャリアアップするという方法があります。自分のスキルやポテンシャル、キャリアプランについてじっくりと考え、現実的に高年収を目指す方法について考えてみましょう。キャリアや転職の相談のために、転職エージェントを活用するのもお勧めです。(おすすめの転職エージェント:リクルートエージェント)
キャリアとは長期にわたって形成するものです。若いうちから自己投資をして、スキルを磨けば高年収を得られる可能性は高まります。将来の選択肢を広げるためにも、20代のうちからスキルアップのため自己投資をしていきましょう。
今後のキャリアプランの参考になれば幸いです。