性別・年齢別の年収情報

40代女性の平均年収は?職種・業種・雇用形態・地域別に解説

「現在40歳なんだけど、私の年収って平均と比べてどうなんだろう?」

「年収を上げるためにキャリアアップしたいけど、いい方法はあるのだろうか」

こんなお悩みを持っている40代女性や、もうすぐ40歳を迎える女性に向けて、今回は40代女性の平均年収について解説します。

  • 業種、職種、雇用形態別に見た40代女性の平均年収
  • 40代女性向けのキャリアアップ方法

これらについて解説しているので、ぜひキャリアアップ、年収アップの参考にしてみてください。

    40代女性の平均年収は?

    厚生労働省の調査によると、40代女性の平均年収は40代前半で269.9万円、40代後半で270.9万円と、約270万円でした。

    dodaの調査によると、40代女性の年収は300万〜400万円未満が30.1%と最も多く、次いで300万円未満が26%と2番目に割合が多いです。

    雇用形態別 40代女性の平均年収

    40代女性の平均年収は、正社員かそれ以外かでも異なります。

    厚生労働省の調査をベースに、雇用形態別の40代女性の平均年収を一覧表にしました。

    正社員・正職員 正社員・正職員以外
    40〜44歳 288.1万円 200.2万円
    45〜49歳 292.6万円 199.2万円

    (引用:令和3年賃金構造基本統計調査

    業種別 40代女性の平均年収

    厚生労働省の調査をもとに、業種別の40代女性の平均年収を一覧表にしました。

    現職の業種の平均年収を知りたい場合や、転職の参考にしたい場合はぜひチェックしてみてください。

    業種 40〜44歳 45〜49歳
    建設業 265万9千円 268万2千円
    製造業 234万1千円 244万8千円
    電気・ガス・熱供給・水道業 334万7千円 361万円
    情報通信業 357万8千円 349万2千円
    運輸業、郵便業 231万9千円 238万5千円
    卸売業、小売業 257万8千円 251万7千円
    金融業、保険業 319万6千円 319万7千円
    不動産業、物品賃貸業 282万6千円 282万3千円
    宿泊業、飲食サービス業 234万4千円 229万1千円
    医療、福祉 276万6千円 280万4千円

    (引用:令和3年賃金構造基本統計調査

    年収図鑑では、業種別の40代女性の平均年収を、企業ごとにチェックできます。ぜひ一度チェックしてみてください。

    年収図鑑で40代女性の平均年収ランキングをチェックする

    職種別 40代女性の平均年収

    dodaの調査をもとに、職種別の女性と40代の平均年収を一覧表にしました。

    職種 40代平均年収 女性の平均年収
    専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) 688万円 514万円
    企画/管理系 641万円 438万円
    技術系(電気/電子/機械) 364万円 364万円
    技術系(IT/通信) 385万円 385万円
    営業系 374万円 374万円
    技術系(建築/土木) 489万円 358万円
    金融系専門職 565万円 367万円
    技術系(メディカル/化学/食品) 464万円 353万円
    クリエイティブ系 473万円 339万円
    事務/アシスタント系 371万円 318万円
    販売/サービス系 400万円 295万円

    (引用:doda 平均年収ランキング

    年収図鑑では、職種別の40代女性の平均年収を、企業ごとにチェックできます。ぜひ一度チェックしてみてください。

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    学歴別 40代女性の平均年収

    厚生労働省の調査をもとに、学歴別の40代女性の平均年収を一覧表にしました。

    高校 専門学校 高専・短大 大学 大学院
    40〜44歳 222万3千円 276万円 269万3千円 323万3千円 427万6千円
    45〜49歳 234万7千円 284万5千円 278万円 335万2千円 468万8千円

    (引用:令和3年賃金構造基本統計調査

    地域別 40代女性の平均年収

    dodaの調査をもとに、主要な都道府県別に女性の平均年収を一覧表にしました。年代別にはなっていませんが、参考としてご覧ください。

    都道府県 女性の平均年収
    東京都 383万円
    神奈川県 352万円
    大阪府 328万円
    愛知県 329万円
    福岡県 315万円
    北海道 313万円
    沖縄県 297万円

    (引用:女性の平均年収ランキング 都道府県別【最新版】

    40代女性の手取り目安は?

    40代女性の場合、月ごとの手取り目安はどれくらいになるのでしょうか。

    年収が200万円・300万円・400万円の場合の手取り目安をシミュレーションして解説します。(既婚の場合)

    年収 月収の目安 月ごとの手取り目安
    200万円 166,666円 133,137円
    300万円 250,000円 195,991円
    400万円 333,333円 259,600円

    (参照:税金・保険料シミュレーション

    企業別に見た40代女性の平均年収ランキング

    年収図鑑のデータをもとに、40代女性の平均年収ランキングを作成しました。

    企業名 40代女性の平均年収
    グーグル合同会社 1,516万円
    アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 1,510万円
    Twitter Japan株式会社 1,437万円
    日本マイクロソフト株式会社 1,215万円
    株式会社デンソー 1,185万円
    株式会社電通 1,178万円
    エーザイ株式会社 1,133万円
    株式会社リクルートホールディングス 1,130万円
    中外製薬株式会社 1,096万円
    インテル株式会社 1,094万円

    (引用:年収図鑑

    年収図鑑では、職種や業種別に40代女性の平均年収をチェックできます。ぜひ参考にしてみてください。

    年収図鑑で40代女性の平均年収をチェックする

    40代女性のキャリアアップ!年収を上げるためにできる6つの方法

    今より年収を上げたいという40代女性向けに、キャリアアップして年収を上げる方法を6つ紹介します。

    • 現職で昇給・昇進する
    • 現職で部署異動する
    • 正社員を目指す
    • 転職する
    • 副業する
    • 起業する

    「今から年収アップなんて無理……」と諦めてしまわないためにも、ぜひ参考にしみてください。

    現職で昇給・昇進する

    1つ目は、現職で昇給・昇進するという方法です。

    成果を残していれば、会社が定める評価基準にのっとってグレードがあがり、昇給する可能性が高くなります。営業職などインセンティブがある職種の場合は、大きな成果をあげて高額のインセンティブを狙うという方法もあります。

    一度、会社の評価方法や給与制度、昇給額を確認してみるのがおすすめです。

    また、リーダーやマネージャー、管理職、役員に昇進すれば年収が上がる可能性があります。現職の会社で女性リーダーや女性管理職、女性役員がどれくらいいるか確認して、現職の会社が自分にとってキャリア形成しやすいかどうかチェックしてみるのがおすすめです。

    現職で部署異動する

    2つ目は、現職で部署異動するという方法です。現在の職種よりも給料のいい職種や部署があれば、異動を検討してみましょう。

    異動を検討する際は、以下の点を重視して確認しましょう。

    • 希望する部署、職種の給料
    • 異動可否の基準、条件
    • 異動した部署での女性のキャリアパス

    上記をチェックして、異動後にキャリアアップと年収アップできる可能性があれば、異動を前向きに検討できます。

    ただし、希望が必ずしも通るわけではありません。また、異動できたとしても自分に合わず辞めてしまっては、キャリアアップしにくくなってしまいます。単に給与面だけでなく、職種に対するやりがいや自分の適正などもチェックして、慎重に検討する必要があります。

    正社員を目指す

    現在、正社員以外の雇用形態(アルバイト、パート、契約社員、派遣)なのであれば、正社員を目指すことで年収をアップさせるという方法があります。

    厚生労働省の調査によると、40代女性の場合は正社員とそれ以外の場合で約80万円〜100万円近くの差があります。年収を上げるために、正社員を目指してみるのもおすすめです。

    現職で正社員登用制度がある場合は、評価方法や条件などを確認して正社員になれる可能性があるかをチェックしましょう。正社員登用制度がない場合や、現職で正社員になれる見込みが薄い場合は、転職を検討するのも選択肢の1つです。

    おすすめの転職エージェント:リクルートエージェントType女性の転職エージェント

    転職する

    現職で昇進や昇給が見込めない、キャリアを形成しづらい場合は、転職するのも1つの方法です。

    同じ職種で転職するのであれば、これまでの職歴でスキルや経験が備わっているので、年収アップ転職も比較的しやすくなります。

    他の業種や職種で転職する場合は未経験になるので、年収が下がってしまう可能性もあります。よく情報収集し、自分の経験やスキルをアピールしましょう。

    また、40代の応募者は、若手を積極採用している企業ではシビアに見られる場合もあります。これまでのスキルや経験を棚卸しし、応募先企業で即戦力となれることをアピールしましょう。

    自分の市場価値がわからなかったり、アピールの仕方がわからなかったりする場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。自分の経験やスキルに合った案件を紹介してくれたり、書類添削や面接対策などの選考対策を行ってくれます。担当を通して年収交渉や日程調整を行えるのもメリットです。

    利用は無料なエージェントも多いので、まずは登録して相談だけでもしてみることをおすすめします。

    おすすめの転職エージェント:リクルートエージェントType女性の転職エージェント

    転職する際は、応募先企業での女性のキャリア形成について情報収集するのがおすすめです。

    • 女性社員の数
    • 女性役員、女性管理職の数
    • 育休や産休、時短勤務の制度
    • 産後の職場復帰の割合

    上記の項目に関してデータを公開している企業もあるので、しっかり調べておきましょう。データを公開していない場合や、調べてもわからない場合は面接官に質問するという方法もあります。

    ただ、応募先企業に直接聞くのがためらわれる時もありますよね。転職エージェントを通して応募した案件なら、担当者が代わりに聞いてくれるのでおすすめです。

    副業する

    現職や転職以外にも、副業で収入を増やすという方法があります。

    副業の例としては、以下のようなものがあります。

    • カウンセラー
    • コンサルタント
    • コーチ、アドバイザー
    • エンジニア
    • クリエイター(ライター、デザイナー)など

    自分の興味のあることやチャレンジしてみたいことを、副業として始めてみるのがおすすめです。本業と両立するためにも、少しずつ始めてみましょう。

    起業する

    起業して経営者になるというのも1つの方法です。男女共同参画局の調べでは、2017年時点で起業家に占める女性の割合は34.2%と、起業家の約3人に1人が女性という結果になっています。

    • カウンセラー
    • コーチ、アドバイザー
    • スクール
    • 美容系サロン
    • 会計士
    • 税理士
    • 行政書士

    起業の例には上記のようなものがあります。

    ライター、デザイナー、エンジニアなどの副業を始めて、軌道に乗ったら独立してフリーランスになるという方法もあります。

    ただし起業やフリーランス独立にはリスクがあるので、しっかり情報収集して慎重に検討しましょう。

    まとめ

    キャリアアップや年収アップと聞くと難しく感じるかもしれませんが、さまざまな選択肢があるので、自分に合った方法を検討してみましょう。

    特に転職活動は、働きながら行うのは大変なこともあります。転職エージェントを利用することで、サポートを受けながら効率よく転職活動ができるのでおすすめです。(おすすめの転職エージェント:リクルートエージェントType女性の転職エージェント

    ぜひこの記事を参考に、40代からのキャリアアップや年収アップに挑戦してみてください。

    Aki

    IT業界を渡り歩き、SaaS製品の営業とカスタマーサクセスを担当。現在ではライターとして、ビジネス・キャリア系を中心に記事を執筆しています。

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