【年収アップしたい男性必見】平均年収が高い職種・業界・企業を大公開!
自分のキャリアプランについて考えるとき、重要な要素となるのが「年収」です。
たとえば「30代までに年収500万円」を目標にしている人もいるでしょう。
計画的に年収アップをはかるには、職種や業種ごとの平均年収と、年代別の平均年収を知ることが不可欠です。さらに現在の自分の年収と比較することで、自分が現在どのレベルにいるのかがわかります。
(「年収図鑑」で、各企業ごとの男性の平均年収を検索できます。一度チェックしてみてください。)
この記事では、職種・年代・業界別の平均年収を公開しています。
各項目ごとの平均年収が高い企業も紹介しています。今後のキャリアプランを考えるために、目指すべき職種や業界の参考にしてみてください。
職種別に見た平均年収
求人情報・転職サイトのdoda(デューダ)は、2021年に「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」を発表しました。
その中のランキングの一つである、「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」では、職種別にみた男性の平均年収が明らかになりました。
職種 | 平均年収(男性) |
---|---|
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 604万円 |
企画/管理系 | 590万円 |
技術系(電気/電子/機械) | 452万円 |
技術系(IT/通信) | 456万円 |
営業系 | 462万円 |
技術系(建築/土木) | 427万円 |
金融系専門職 | 603万円 |
技術系(メディカル/化学/食品) | 427万円 |
クリエイティブ系 | 412万円 |
事務/アシスタント系 | 392万円 |
販売/サービス系 | 353万円 |
(引用:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】)
この結果から、男性の平均年収上位3位の職種は、「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」「金融系専門職」「企画/管理系」であることがわかります。
このうち、「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」に含まれる職種は、経営・組織・業務改革などのコンサルタントや弁護士、税理士などがあります。
弁護士になるには、ロースクールを卒業し、司法試験に合格する必要があります。税理士になるにも、税理士試験に合格する必要があります。どちらも国家資格取得が前提となり、民間企業での年収に比べると高くなる傾向にあります。
「金融系専門職」に含まれる職種は、金融商品開発、ディーラー・トレーダー、アナリスト、M&A(コンサルタント、アドバイザー)などがあります。
金融業界は規制業界であり競争が厳しくない分、利益率が高く、安定した収入を見込める業界です。さらに金融系専門職となると特別な知識や能力が必要となるため、年収が高い傾向にあります。
「企画/管理系」に含まれる職種は、マーケティング、商品企画、経理・財務、総務、購買、経営企画、人事などがあります。
なかでもマーケティングは、インターネットの普及によってデジタルマーケティングの重要性が高まっています。Web関係の専門知識が必要とされるため、年収も比較的高い傾向にあります。
年代別に見た平均年収
dodaが発表した「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」では、年代別にみた男性の平均年収が発表されています。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 363万円 |
30代 | 474万円 |
40代 | 563万円 |
50代以上 | 664万円 |
(引用:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】)
また、職種と年代を組み合わせて調査した結果、平均年収が高い職種は以下のような結果となりました。
年代 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
20代 | 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 472万円 |
30代 | 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 627万円 |
40代 | 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 688万円 |
50代以 | 企画/管理系 | 794万円 |
(引用:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】)
この結果からは、20代〜40代までは「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」の平均年収が高く、50代以上になると「企画/管理系」の平均年収が高くなることがわかります。
「企画/管理系」の職種には役員や事業統括マネージャーが含まれています。勤続年数が長く役職に就けば、そのぶん年収が高くなる傾向にあります。
業界別に見た平均年収
dodaが発表した「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」では、業界別にみた男性の平均年収が発表されています。
業種分類 | 平均年収 |
---|---|
金融 | 556万円 |
メーカー | 489万円 |
総合商社 | 483万円 |
IT/通信 | 460万円 |
建設/プラント/不動産 | 447万円 |
メディカル | 494万円 |
専門商社 | 443万円 |
インターネット/広告/メディア | 445万円 |
サービス | 405万円 |
小売/外食 | 386万円 |
(引用:平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】)
このうち、平均年収の高さが上位3位の業界は、金融、メディカル、メーカーという結果になりました。
金融業界には、投信・投資顧問や証券会社、信託銀行、都市銀行などが含まれます。
メディカル業界には、医薬品や医療機器のメーカーなどが含まれます。
メーカーには、家電メーカーや総合電気メーカーなどが含まれます。dodaの調査によると、メーカーの中でも平均年収が高い業種は以下の通りです。
業種 | 平均年収(男性) |
---|---|
たばこ | 699万円 |
トイレタリー | 557万円 |
家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー | 574万円 |
総合電機メーカー | 546万円 |
ゲーム/アミューズメント機器メーカー | 525万円 |
(引用:平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】)
職種別に見た 平均年収の高い企業
ここまで、職種別・年代別・業界別の男性の平均年収について紹介しました。
なかでもトップクラスに年収の高い企業とは、具体的にどんなものがあるのでしょうか。
ここからは、「年収図鑑」でのデータをもとに、平均年収の高い企業を紹介します。
まず、職種別に男性の平均年収が一番高い企業を紹介します。
職種 | 平均年収が一番高い企業 | 平均年収 |
---|---|---|
営業 | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社 | 1,927万円 |
マーケティング | 野村證券株式会社 | 2,460万円 |
コンサルタント | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ | 1,417万円 |
プロジェクトマネージャー | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ | 1,599万円 |
ディレクター・プランナー | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 2,612万円 |
事業開発 | 日本テレビ放送網株式会社 | 1,660万円 |
経営企画 | アクセンチュア株式会社 | 1,980万円 |
商品開発 | 清水化学工業株式会社 | 1,134万円 |
接客・顧客サポート | 三菱商事株式会社 | 1,803万円 |
プロダクトマネージャー | グーグル合同会社 | 1,491万円 |
エンジニア | 三菱商事株式会社 | 1,487万円 |
情報システム | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 | 1,533万円 |
研究開発 | 華為技術日本株式会社 | 1,420万円 |
生産・品質管理 | インテル株式会社 | 1,868万円 |
デザイナー | 株式会社電通 | 1,131万円 |
ライター | 株式会社朝日新聞社 | 1,003万円 |
編集者 | 株式会社小学館 | 1,469万円 |
人事・総務 | 三井物産株式会社 | 1,793万円 |
財務・経理 | 日本電気株式会社 | 1,420万円 |
広報・IR | ソフトバンクグループ株式会社 | 1,022万円 |
法務・内部監査 | 野村證券株式会社 | 1,656万円 |
一般職・事務職 | 株式会社七十七銀行 | 501万円 |
経営者 | 鹿島建設株式会社 | 900万円 |
その他専門職 | 第一建設工業株式会社 | 785万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年4月時点の情報)
この結果から見ると、平均年収上位3位の職種と企業は、モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社のディレクター・プランナー職(2,612万円)、野村證券株式会社のマーケティング職(2,460万円)、アクセンチュア株式会社の経営企画職(1,980万円)ということがわかります。
年代別に見た 平均年収の高い企業
この章では、「年収図鑑」のデータをもとに、年代別に見て男性の平均年収が一番高い企業を紹介します。
年代 | 平均年収が一番高い企業 | 平均年収 |
---|---|---|
20代 | ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド | 1,128万円 |
30代 | モルガン・スタンレー・グループ株式会社 | 2,180万円 |
40代 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 2,741万円 |
50代 | ドイツ証券株式会社 | 2,614万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年4月時点の情報)
業界別に見た 平均年収の高い企業
この章では、「年収図鑑」のデータをもとに、業界別に見て男性の平均年収が一番高い企業を紹介します。
業界 | 平均年収が一番高い企業 | 平均年収 |
---|---|---|
IT・メディア | UiPath株式会社 | 1,900万円 |
エネルギー | 東京瓦斯株式会社 | 1,263万円 |
医薬・バイオ関連 | インテュイティブサージカル合同会社 | 1,564万円 |
運輸 | 東海旅客鉄道株式会社 | 1,152万円 |
外食・飲食 | 日本マクドナルド株式会社 | 1,005万円 |
金融 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 2,741万円 |
建設 | 株式会社長谷工コーポレーション | 1,116万円 |
小売 | 楽天グループ株式会社 | 1,214万円 |
消費財メーカー | 株式会社アシックス | 1,039万円 |
消費者向けサービス | 株式会社ベネッセホールディングス | 1,028万円 |
食品メーカー | レッドブル・ジャパン株式会社 | 1,350万円 |
素材メーカー | スリーエムジャパン株式会社 | 1,113万円 |
中間流通・商社 | 三菱商事株式会社 | 1,960万円 |
電気・機械メーカー | 株式会社キーエンス | 2,074万円 |
不動産 | 三井不動産株式会社 | 1,456万円 |
法人向けサービス | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ | 2,126万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年4月時点の情報)
この結果から見ると、平均年収上位3位の業界と企業は、金融業のドイツ証券株式会社(2,193万円)、法人向けサービス業のコーン・フェリー・ジャパン株式会社(1,702万円)、IT・メディア業のグーグル合同会社(1,529万円)であることがわかります。
年収をアップするには?おすすめの方法
ここまで、職種・年代・業界別に見た男性の平均年収と、各項目ごとに平均年収が最も高い企業について紹介しました。
自分の年収と平均年収を比較すれば、現在の自分の年収レベルを客観的に知ることができます。
その結果、「もっと年収をあげたい」「年収アップの可能性があるはず」と思った人も多いのではないでしょうか。
年収アップのためには、自分に合う、かつ現実的な方法でキャリアプランを立てることをおすすめします。
ここからは、年収アップのための方法をいくつか紹介します。キャリアプランを立てる際の参考にしてみてください。
現職でのキャリアアップ
現職でキャリアアップし続け、経験や知識を蓄えスキルを上げていけば、年収アップの可能性が高くなります。また、同企業内に長期間勤務し出世していけば、おのずと年収は高くなるでしょう。
2019年に発表された「第16回 日本的雇用・人事の変容に関する調査結果」では、個人の職能に応じた賃金体系を導入している企業の割合を把握できます。
管理職層の賃金制度で「職能給」の制度を取っている企業は全体の57.8%、非管理職層の賃金制度で「職能給」の制度を取っている企業は全体の76.5%にのぼるという結果が出ました。
つまり、現職において経験や知識、スキルを高めて自分の能力を上げていけば職能が上がり、それに合わせて年収も高くなる可能性があるということです。
平均年収の高い職種にキャリアチェンジ
年収アップの方法2つ目は、平均年収が高い職種にキャリアチェンジすることです。
前述の通り、税理士や弁護士などの専門職や、金融商品開発やディーラー・トレーダーなどの金融系専門職、経営が年収が高い傾向にあります。
まずは平均年収が高い職種にはどのようなものがあるのか、リサーチから始めることをおすすめします。
平均年収の高い業界に転職
年収アップの方法3つ目は、平均年収が高い業界に転職することです。
同じ職種であっても、業界によって平均年収が変わります。
たとえば男性の営業職の場合、電子部品メーカーの平均年収は550万円、総合商社の平均年収は449万円、サービス業の平均年収は394万円という結果が出ています。(参照:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】)
自分の関心がある業界の平均年収を調べ、より平均年収の高い業界を目指すことで、年収アップにつながります。
平均年収の高い企業に転職
年収アップの方法4つ目は、平均年収が高い企業に転職することです。
同じ業界、同じ職種であっても、企業によって平均年収が異なります。
たとえばIT業界における営業職の場合、企業によって平均年収は以下のようになります。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
グーグル合同会社 | 1,686万円 |
UiPath株式会社 | 1,062万円 |
日本オラクル株式会社 | 890万円 |
(参照:年収図鑑 ※2022年4月時点の情報)
同じ業界、同じ職種であっても、企業によって求めるスキルや経験、知識が異なります。企業研究を綿密に行い、求められるスキルを身につけてから転職活動をすれば、より年収の高い企業に就職できる可能性が上がります。
まずは職種ごとの年収ランキングを調べ、年収の高い企業についてリサーチすることをおすすめします。
年収アップのために転職したい!でも何から始めればいい?
より平均年収の高い職種や業界、企業に就職するために、転職を視野に入れる必要があります。
ですが、まず何から始めればいいのか分からないという人も多いでしょう。
この章では、転職活動の始め方について解説します。
企業研究・業界研究、自己分析をする
前述の通り、年収アップ転職を成功させるには、まずどんな職種や業界、企業があり、平均年収はどれくらいなのかといったことをリサーチすることが重要です。
そして希望の年収を得るためには、どのようなスキルや知識が必要なのかを知る必要があります。
また、自己分析をして、自分の希望や目標を把握する必要があります。年収が高いからといって自分の希望にそぐわないキャリアを選択すると、挫折してしまうことにもなりかねません。仕事を通じて何を達成したいのか、どんな自分になりたいのか、一度じっくり考えてみましょう。
転職エージェントに相談する
今後のキャリアプランについて、まずは自分でじっくり考えてみる必要がありますが、一人で考えていても結論がなかなか出ず、悩む時もあるでしょう。
そんな時は転職エージェントに相談することをおすすめします。転職事情や業界事情に詳しいプロにキャリアプランの相談をしたり、アドバイスをもらったりすることで、さまざまな視点からキャリアの計画を立てられます。転職活動の際には、応募書類の書き方アドバイスや面接対策、条件面での交渉などをしてくれるので、とても効率的かつ心強いです。
おすすめの転職エージェント
幅広い選択肢からキャリアを検討したい場合は、求人数が豊富にあり、幅広い業界や職種の求人を扱っている転職エージェントがおすすめです。
特徴・強み | 転職支援実績No.1 |
---|---|
求人数 | 公開求人177,910件 非公開求人236,617件 |
サービス | ・キャリアアドバイザーが応募書類や面接のアドバイス
・スカウトサービス ・イベント、セミナー随時開催 ・「職務経歴書エディター」を利用できる |
(画像・データ:リクルートエージェント公式サイトより引用 ※2022年4月時点の情報)
特徴・強み | 大手転職エージェント |
---|---|
求人数 | 公開求人 130,192件 |
サービス | ・キャリアアドバイザーが応募書類や面接のアドバイス
・スカウトサービス ・パートナーエージェントサービス ・イベント、セミナー随時開催 |
(画像・データ:doda公式サイトより引用 ※2022年4月時点の情報)
まとめ:企業・業界・職種ごとの年収を調べてみよう
職種・年代・業界別の平均年収と、平均年収が高い企業について紹介しました。
平均年収と自分の現在の年収とを見比べることで、自分がいまどのレベルにいるのか客観的に把握できます。現職のままキャリアアップするにせよ、転職するにせよ、職種や業界ごとの平均年収や、年収の高い企業を把握しておくことは必要不可欠といえます。
「年収図鑑」では、各企業の職種や年代別に年収を調べることができます。実際にその企業で働いていたユーザーの情報や、各企業の有価証券報告書をもとにしているので、リアルな情報を収集できます。
業界研究や企業研究、キャリアプラン作成の際にぜひ活用してみてください。