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年収800万円の女性の割合は?年収アップの方法も解説!

「年収800万円ほしいけど、年収800万円の女性はどれくらいいるんだろう?」

「年収アップのためのいい方法はない?」

このような疑問を持っている女性に向けて、今回は年収800万円の女性の割合や生活レベル、キャリアアップの方法について解説します。

年収800万円が目指せる具体的な業種や企業も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

    年収800万円の女性の割合は?

    実際に、年収800万円の女性はどれくらいの割合でいるのでしょうか。

    国税庁の調査によると、年収800万円〜900万円の女性の割合は2020年時点で0.8%でした。また、年収800万円以上の女性の割合は2.3%です。

    このことから、年収800万円以上の女性の割合は、全体で見るとかなり少ないことがわかります。厚生労働省の調査によると女性の平均年収は253.6万円で、平均から見ても年収800万円はかなり高年収だといえます。

    女性の平均年収については以下の記事でも詳細に解説しているので、あわせてご参照ください。

    女性の平均年収はいくら?今できる年収アップを叶える方法!!

    30歳女性の平均年収は?業種・職種・雇用形態・地域別に徹底解説

    40代女性の平均年収は?職種・業種・雇用形態・地域別に解説

    年収800万円の手取りと生活レベルは?

    年収800万円の場合の、手取りと生活レベルについて解説します。

    税金・保険料シミュレーション」で計算すると、年収800万円の手取りは以下のようになります。

    • 年間の手取り:約592万円
    • 月の手取り:約49万3千円

    月の手取り49万円の場合の、生活費の目安は以下のようになります。

    未婚

    (一人暮らし)

    既婚、子なし

    (二人暮らし)

    既婚、子あり

    (三人暮らし)

    家賃 最大16万円 最大16万円 20万円前後
    食費 3万円 7万円 10万円
    水道光熱費 1万円 2万円 2万5千円
    学費 (私立小学校の場合)

    約13万円(※)

    残りのお金

    (貯金、娯楽費、医療費など

    29万円 24万円 3万5千円

    (参照:税金・保険料シミュレーション

    (※)参照:文部科学省 「子供の学習費調査」より算出

    年収別の生活レベルは以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

    年収1,200万円の企業・職種|手取り、生活レベル、年収アップのコツ

    年収1,000万円の月の手取りは?税金、生活レベル、年収アップを目指す方法を解説

    年収500万円の割合、手取り、生活レベルは?年代別の昇進・昇給のコツも解説!

    女性で年収800万円を目指せる職業とは?

    年収800万円を稼ぐためには、どのような職業が適しているのでしょうか。高い年収を得るためには、年収が高い業界に入るのが近道と言えます。

    国税庁の調査によると、年収800万円台の割合が高い業種は、以下の3つです。

    • 金融業、保険業:25%
    • 電気・ガス・熱供給・水道:33.7%
    • 情報通信業:20.8%

    年収図鑑では、企業ごとの平均年収を、業種や性別で絞り込んで検索できます。一度チェックしてみてください。

    金融業の女性の平均年収ランキングを年収図鑑でチェックする

    公共インフラ提供業界の女性の平均年収ランキングを年収図鑑でチェックする

    IT・メディア業の女性の平均年収ランキングを年収図鑑でチェックする

    女性で年収800万円を目指せる企業は?

    年収図鑑のデータを元に、女性の平均年収が800万円台の企業を10社ピックアップし、一覧表にしました。キャリアプラン作成や転職活動の参考としてご覧ください。

    企業名 女性の平均年収
    住友商事株式会社 892万円
    日本イーライリリー株式会社 886万円
    日本テレビ放送網株式会社 885万円
    KPMGコンサルティング株式会社 883万円
    株式会社キーエンス 882万円
    ロイヤルカナンジャポン合同会社 875万円
    サノフィ株式会社 875万円
    武田薬品工業株式会社 874万円
    ドイツ証券株式会社 861万円
    野村ホールディングス株式会社 860万円

    (引用:年収図鑑

    女性の平均年収ランキングを年収図鑑でチェックする

    女性が年収800万円稼ぐためにすべきことは?

    給与アップで年収800万円を目指す女性に向けて、おすすめの方法を解説します。

    • 現職でキャリアアップする
    • 現職でキャリアチェンジする
    • 転職する
    • 副業する
    • 起業する

    1つずつ解説しますので、今後のキャリアプランの参考にしてみてください。

    現職でキャリアアップする

    1つ目は、現職で昇給・昇進してキャリアアップするという方法です。

    成果や実績を残していれば、会社の評価制度にしたがってグレードが上がり、昇給する可能性があります。会社や職種によっては、昇給で年収800万円を目指すことも可能です。インセンティブ制の職種であれば、高い成果をあげることで高額インセンティブを狙うこともできます。

    リーダーやマネージャーに昇進して、年収を上げるという方法もあります。会社の評価基準や給与制度について、一度確認してみてください。

    現時点で年収800万円を目指すのが難しそうであっても、成長過程にある会社や、伸びている業界であれば年収が大幅にアップする可能性もあります。会社の内外に目を向けて、将来性を検討してみるのがおすすめです。

    現職でキャリアチェンジする

    2つ目は、現職で部署や職種を変えてキャリアチェンジするという方法です。

    たとえば、現在事務職の場合、営業にキャリアチェンジすれば基本給やボーナスが変わり、年収がアップする可能性があります。

    希望する職種や部署の給与制度について、一度確認してみるのがおすすめです。その際、以下の点を重視しましょう。

    • 女性リーダーや管理職の割合
    • 女性のための制度が充実しているか

    異動先がキャリア形成しやすい環境かどうか、チェックするのがおすすめです。

    また、年収だけを基準にすると、異動先で成果を出せなかったり続けられなくなったりしてしまうことがあります。やりがいや仕事内容、自分の適性などから総合的に判断するのがおすすめです。

    転職する

    3つ目は、転職するという方法です。現職で年収800万円が見込めない場合は、給料のいい会社に転職するというのも1つの方法です。

    同じ職種で転職するのであれば、これまでの職歴でスキルや経験が身についているので、年収アップ転職の可能性は高まります。

    これまでの職歴と異なる業種や職種で転職するのであれば、未経験での転職となり、年収が下がってしまうことも考えられます。未経験の分野に転職する際は、業界や応募先企業、職種についてよく情報収集し、自分の経験やスキルが活かせることをしっかりアピールしましょう。

    自分の市場価値や、選考でのアピール方法がわからないという場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

    転職エージェントでは、業界のトレンドや転職市場の動向などをふまえて、キャリアについて相談に乗ってくれます。

    また、これまでの経験や希望条件をヒアリングして、マッチする求人を紹介してくれるので効率良く求人を探せます。エージェントが保有している、非公開求人を紹介してくれるという点もメリットです。

    おすすめの転職エージェント:リクルートエージェントType女性の転職エージェント

    また、転職する際には、応募先企業の女性のキャリア形成についても調べておくことが重要です。

    • 女性社員の数
    • 女性役員、管理職の数
    • 育休や産休の制度、職場復帰の割合

    上記の項目について、情報収集しておくのがおすすめです。データを公表している企業もあるので、公式ホームページなどでチェックしてみましょう。

    公表されていない場合は、面接官やエージェントの担当者に聞いてみるのも1つの方法です。

    副業する

    現職や転職先で年収アップする方法以外にも、副業をして年収を増やすという方法があります。

    現職でのスキルを活かした仕事や、チャレンジしてみたい仕事がある場合は、副業という形で始めてみるのもおすすめです。

    副業の例としては、以下のようなものがあります。

    • カウンセラー
    • コンサルタント
    • コーチ、アドバイザー
    • エンジニア
    • クリエイター(ライター、デザイナー)
    • 営業代行

    本業と両立するためにも、最初は短時間からはじめて徐々に拡大していくのがおすすめです。

    また、副業を始める際には、必ず現職の規約で副業OKかどうかを確認しましょう。副業OKの場合でも、制限を設けている場合もあるのであわせて確認します。

    副業での年間収入が20万円を超えたら確定申告が必要になりますので、忘れずに対応しましょう。

    起業する

    起業して経営者となり、年収をアップするという方法があります。

    男女共同参画局の調査では、2017年時点で起業家に占める女性の割合は34.2%となっており、起業家の約3人に1人が女性という計算になります。

    • カウンセラー
    • コーチ、アドバイザー
    • スクール
    • 美容系サロン
    • 飲食店経営
    • 会社設立
    • 会計士
    • 税理士
    • 行政書士

    上記のような起業の例があります。ほかにも、コンサルタントやエンジニア、クリエイターなどを副業で始めて、本業の収入を上回ったらフリーランスとして独立するという方法もあります。

    ただし、起業や独立にはリスクがつきものです。うまくいけば本業での年収を大きく超えられる可能性もありますが、失敗してしまう可能性もあります。念入りに情報収集をし、周囲の人に相談して慎重に検討することをおすすめします。

    まとめ

    年収800万円以上の女性の割合は、2020年時点で2.3%でした。女性の平均年収が253.6万円なので、年収800万円は平均からみるとかなり高年収だといえます。

    年収800万円を稼ぐためには、平均年収の高い業界に就職するという方法があります。年収800万円台の割合が多い業種は、「金融業、保険業」「電気・ガス・熱供給・水道」「情報通信業」の3つです。就職や転職の参考にしてみてください。

    年収図鑑では、女性の平均年収を企業別にチェックできます。キャリアプラン作成のための情報収集にぜひご活用ください。

    女性の平均年収ランキングを年収図鑑でチェックする

    年収800万円を目指すには、現職や転職でキャリアアップするという方法があります。現在の会社や応募先企業の給与体系や、女性のキャリア形成について調べてみることをおすすめします。

    転職の際は転職エージェントを活用して、希望に合う求人を探してみましょう。(おすすめの転職エージェント:リクルートエージェントType女性の転職エージェント

    副業や独立で年収を上げる方法もあるので、新しい働き方として一度検討してみてください。

    この記事を参考に、ぜひ今後のキャリアプランについて考えてみてください。

    Aki

    IT業界を渡り歩き、SaaS製品の営業とカスタマーサクセスを担当。現在ではライターとして、ビジネス・キャリア系を中心に記事を執筆しています。

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