職種別の年収情報

コンサルタントの年収は? 転職対策・おすすめエージェント紹介

コンサルタントは、一般的に年収が高いイメージがあります。実際にどのくらいの年収なのか、未経験からコンサルタントに転職できるのか、気になったことはありませんか?

今回は、コンサルタントの年収と転職事情について解説します。

年代別コンサルタントの平均年収や、年収トップのコンサルティングファームなど、これを読めばコンサルタントの年収の全容がわかります。

コンサルタントへの転職事情や取るべき対策についても解説しているので、ぜひ最後までお読みいただき、就職活動や転職活動の参考にしてみてください。

    各コンサルの年代別平均年収

    コンサルタントの年収は、経験年数によって変動します。

    経験年数にもよりますが、20代なら「スタッフ」、30代は「アソシエイト、コンサルタント」、40代なら「パートナー、マネージャー」と呼ばれる役職に就くことが多く、役職に応じて年収が上がります。

    この章では各コンサルタントごとに、年代と経験年数に応じた平均年収のめやすを紹介します。

    年代別 外資系コンサルタント平均年収

    年代 経験年数 平均年収
    20代 0年〜5年 600万円~2000万円
    30代 5年〜10年 2,000万円~5,000万円
    40代 10年以上 5,000万円~2億円

    (参考:PASONA 「外資系コンサルへの転職 仕事内容や年収、学歴、求められる人物像とは?」

    年代別 経営コンサルタント平均年収

    年代 経験年数 平均年収
    20代 0年〜5年 550万円~650万円
    30代 5年〜10年 600万円~750万円
    40代 10年以上 700万円~900万円

    (参考:PASONA 「外資系コンサルへの転職 仕事内容や年収、学歴、求められる人物像とは?」

    年代別 ITコンサルタント平均年収

    年代 経験年数 平均年収
    20代 0年〜5年 450万円~550万円
    30代 5年〜10年 600万円~750万円
    40代 10年以上 800万円~900万円

    (参考:PASONA 「外資系コンサルへの転職 仕事内容や年収、学歴、求められる人物像とは?」

    年代別 建設コンサルタント平均年収

    年代 経験年数 平均年収
    20代 0年〜5年 450万円前後
    30代 5年〜10年 500万円
    40代 10年以上 600万円

    (参考:転職会議 コンサルタント(建築・土木関連)の年収まとめ (給料/平均年収/企業名などを集計)

    以上のように、コンサルタントといっても業種や年代、経験年数に応じて平均年収にばらつきがあることがわかります。

    コンサルティングファームは基本的に実力主義です。20代、30代の若手でも成果をあげて昇進し、年収が上がる可能性も十分にあり得ます。

    自分の目指したい業種のコンサルタントがどれくらいの年収なのか、下調べしてから転職活動することをおすすめします。

    年収図鑑でコンサルタントの年収をチェックする

    業界別・年代別 コンサルの平均年収トップ企業ランキング

    コンサルタントの年収は年代によって変わりますが、同じ年代でも企業や業種によっても年収は変動します。

    この章では、「年収図鑑」に登録されているデータをもとに、年代別にコンサルタントの年収が高い企業を紹介します。

    20代コンサルタントの年収トップ企業

    企業名 年収 業種
    1位 ボストン・コンサルティング・グループ 1,177万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    2位 キーエンス 1,114万円 電気・機械メーカー
    3位 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド 1,038万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    4位 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン 833万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    5位 ベイカレント・コンサルティング 788万円 経営・財務アドバイザリーサービス

    (参考:年収図鑑 2022年5月時点)

    年収図鑑で20代コンサルタントの年収をチェックする

    30代コンサルタントの年収トップ企業

    企業名 年収 業種
    1位 ボストン・コンサルティング・グループ 1,406万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    2位 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド 1,401万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    3位 株式会社日本総合研究所 1,396万円 システムインテグレーター・コンサルティング・シンクタンク
    4位 株式会社日本M&Aセンター 1,362万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    5位 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン 1,339万円 経営・財務アドバイザリーサービス

    (参考:年収図鑑 2022年5月時点)

    年収図鑑で30代コンサルタントの年収をチェックする

    40代コンサルタントの年収トップ企業

    企業名 年収 業種
    1位 ベイカレント・コンサルティング 1,766万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    2位 株式会社セールスフォース・ドットコム 1,466万円 ソフトウェア(営業・マーケティング)
    3位 株式会社野村総合研究所 1,441万円 システムインテグレーター
    4位 PwCコンサルティング合同会社 1,370万円 経営・財務アドバイザリーサービス
    5位 アクセンチュア株式会社 1,318万円 経営・財務アドバイザリーサービス

    (参考:年収図鑑 2022年5月時点)

    年収図鑑で40代コンサルタントの年収をチェックする

    上記のように、企業によっては20代、30代の若手であってもかなり高い年収を設定している企業があることがわかります。コンサルタントとして高い年収を得ることを目標にするなら、コンサルティングファームとその年収についての下調べが肝心です。

    年収図鑑では、各企業ごとの平均年収を調べられます。転職活動や就職活動の情報収集に役立ててみてください。

    年収図鑑でコンサルタントの年収をチェックする

    年代別 コンサルの転職事情・取るべき対策

    コンサルタントファームの採用では、経験やスキルを重視されます。自分のレベルを客観的に把握し、対策を立てるのが必要不可欠です。

    この章では、年代別にコンサルタントの転職事情や、転職活動にあたって取るべき対策について紹介します。

    20代コンサルタントの転職事情・取るべき対策

    コンサルティングファームはポテンシャル採用を積極的におこなっているため、社会人年数が浅くても20代であれば採用される可能性は十分にあります。

    ただし、志望動機や自分の強みはしっかりとアピールできるようになっておく必要があります。コンサルタントという仕事への理解を深め、業界研究をしておきましょう。

    コンサルタントの採用でよく行われるのが「ケース面接」です。面接官が出した問いに対し、論理的な回答を提示するもので、これにより論理的思考や柔軟性などを評価します。

    ケース面接の種類は大きく分けて「フェルミ推定」「ビジネスケース」「抽象系」の3つがあり、それぞれ対策したうえで面接に挑みましょう。

    30代コンサルタントの転職事情・取るべき対策

    30代は社会人経験数年〜10年程度経過した段階です。社会人経験の中で培ってきた経験やスキルをアピールできれば、コンサル未経験でも転職できる可能性は十分にあります。ただしコンサル未経験の場合はコンサルティングファームに入社したとしても、まずスタッフレベルの役職からスタートする可能性が高いです。

    事業推進や経営企画などビジネス関連職や、財務関係の職種の経験があるとより評価されやすいです。

    30代前半だと比較的転職しやすいですが、30代後半になると転職難易度が上がります。より入念な自己分析や知識の習得、情報収集が必要です。転職エージェントなどを活用し、選考対策を行いましょう。

    おすすめ転職エージェント:リクルートエージェント

    40代以上コンサルタントの転職事情・取るべき対策

    40代以上では、基本的にコンサルタント経験者の採用になります。コンサルタントとして経験を長年積んできたのであれば、その経験が評価され転職難易度はそう高くないでしょう。

    コンサルタント未経験では、難易度はかなり高くなります。ですが、たとえばIT業界で長年活躍したうえでITコンサルタントに転職するなど、これまでの経験と親和性が高い分野であれば、転職できる可能性はあります。

    コンサルタントへの転職に資格は必要?

    コンサルタントになるのに必須の資格はありません。ですが、持っていると有利になる資格はあります。

    • MBA
    • 中小企業診断士
    • 公認会計士
    • 簿記
    • TOEIC

    ほかにも、ITコンサルタントに転職を希望する場合は、情報セキュリティ系の資格を持っていると選考で有利になる可能性があります。

    しかしコンサルタントの採用では、基本的に経験やコミュニケーションスキルなどが基本的に評価されます。資格を持っているからといって、必ずしも有利に働くわけではありません。

    おすすめの転職エージェント

    コンサルタントへの転職を成功させるには、情報収集と選考対策が欠かせません。自分の経験やスキルを棚卸しし、強みをアピールするために、客観的な視点が必要となるでしょう。

    転職エージェントで、キャリア相談や情報収集をしてみましょう。専門家のアドバイスを受けながら転職活動することをおすすめします。転職エージェントは非公開求人を取り扱っているケースが多く、非公開求人を紹介してもらえれば選択肢が広がります。転職エージェントを利用して損はないと言えるでしょう。

    <おすすめの転職エージェント>

    • リクルートエージェント
    • リクルートダイレクトスカウト
    • ビズリーチ
    • コンサルタント転職.com(JACリクルートメント)

    まとめ

    コンサルタントの年収や転職事情について解説しました。コンサルタントの年収は平均して高めで、外資コンサルタントや経営コンサルタントになると、20代でも500万円〜600万円程度がめやすです。

    さらに年収図鑑のデータが示す通り、コンサルティングファームによっては20代でも1,000万円以上と、かなり高い年収を得られる可能性があります。

    コンサルティングファームでの採用は基本的に、若手であればポテンシャルを、30代後半以降であれば経験を重視します。自己分析や業界研究、スキルの棚卸しなどをしっかりと行い、選考に進むことがコンサルへの転職成功の近道といえます。

    転職エージェントなどを活用して専門家のアドバイスを受ければ、効率的に転職活動を進められるでしょう。非公開求人も視野に入れることで選択肢が広がります。

    おすすめの転職エージェント:リクルートエージェント

    コンサルタントへの転職の参考になれば幸いです。

    Aki

    IT業界を渡り歩き、SaaS製品の営業とカスタマーサクセスを担当。現在ではライターとして、ビジネス・キャリア系を中心に記事を執筆しています。

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